2011年10月16日

『キース・リチャーズ自伝 ライフ』キース・リチャーズ、ジェームズ・フォックス著、棚橋志行訳、楓書店

キース・リチャーズ自伝.jpg

ローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャージの自伝。エリック・クラプトン、パティ・ボイド、ジェイソン・ドノバンの自伝にも感じたことだが、彼らは驚くほど率直に、あけすけに人生を語る。とりわけキースは、ドラッグ、女性関係、暴力、各種の違法行為、ミック・ジャガーとの愛憎関係などをストレートに語っており、そのことだけでも敬意を覚えずにいられない。本当のことを語るということについて、何か使命感でもあるのだろうか。稀有な経験をしてきた人間として、事実を語っておかなければならないという義務感があるのかもしれない。

キース・リチャーズは60年代の初めから現在に至るまで半世紀に渡って、ストーンズのメンバーとして、ロックの誕生と成長と変遷との中にずっといた人間だ。彼には、ファンやマスコミが貼り付けた、ロックにまつわるありとあらゆるゴシップ、幻想、妄想、伝説がまとわりついている。それが実際はどうだったのか、当の本人はどういう人生を送ってきたのか、それが本書ではつまびらかにされている。それは、ある面では、想像とは違っていたし、ある面では想像以上だったりする。600ページを超える大著だが、読み始めれば波乱万丈の人生の展開に引っ張られて、ジェットコースターのように最後まで行きつく。

ロックファン必読の好著。
posted by kunio at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・文学
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