2011年03月23日

映画『英国王のスピーチ』

吃音で演説が大の苦手の英国皇太子(コリン・ファース)が、吃音を治すべく闘う姿と、英国王となるまでの王室一家のあれやこれやを若干コミカルに描いたヒューマンドラマ。厳めしい人間の滑稽さを演じさせたらピカ一のコリン・ファースの魅力がたっぷり味わえる。

興味深かったのが、英国の王室や王という存在の位置付けが、日本の皇室や天皇とはずいぶん違うものであるらしいこと。映画が表現するところによれば、王といえども弱さや欠点のあるごく普通の人間なのである。その普通の人が、王という位を継承した瞬間から、特別な存在、大きな権威のある存在として扱われるようになる。いうなれば、特別であり、権威を持っているのは、あくまでも「王」という役職であり、個人ではない。だから、王家の暗部についても、映画は遠慮なく描くことができる。日本の場合、こうはいかないだろうなあと、映画を観ながら思ったしだい。
posted by kunio at 09:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画
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『英国王のスピーチ』お薦め映画
Excerpt: 本作はコンプレックスを抱え、不向きな職業に就かざるを得なかった中年男の物語だ。俳優になれなかったライオネルは、王室のスピーチ専門家に向いていたのだろうか? イギリス国王という職業はジョージに向いていた..
Weblog: 名機ALPS(アルプス)MDプリンタ
Tracked: 2011-04-08 00:49