今朝の朝日新聞に「私の「日韓」」と題し、中曽根元首相のインタビューが、韓国の金泳三元大統領のインタビューと並んで掲載されていた。
中曽根氏には、首相在任当時は「浮沈空母」発言などもあり、タカ派で超右寄りみたいなイメージを持っていたのだが、このインタビューを読むとずいぶんとリベラルに見えるのが興味深かった。
こじれていた日韓関係を打開した訪韓時、韓国語であいさつをし、韓国の流行歌を歌い、「我が国が多大な苦難をもたらした」と謝った。そのことを振り返り「日本は韓民族にずいぶん迷惑をかけてきた。(中略)反省と協力を行動で示す必要があった」「私は民族主義者だから、韓国の民族主義も理解していた。日本があれだけのことをやった以上、一度は謝らなければならない。総理大臣が『過ち』と述べて謝る。それが礼儀だという意識をもち、自分で考えたのです」と述べているのだ。
永住外国人の地方参政権についても「僕は原則として賛成。(中略)大局から見て日本の前途を開拓する立場で進まなければ。政治家の器量が問われる。条件を厳しくしても、だれかが踏み切らないといけない」と明言している。
これからの日韓関係については「隣同士の意識で善隣友好関係を基本にする。文化的親近性の点でも他国とは違う。日本がアジアや世界の政策に取り組むとき、韓国は非常に大事な同伴者。中国も入れれば、北東アジア3国で結束して世界に顔を出していける。そういう考えを相手側にも持ってもらえるよう、共鳴できる共通軸を作るのが政治家の務めです」と方向を示す。
なんか共感してしまうのだが、もともとこういう考えだったんだろうか、この人は。それとも、世の中全体が右にシフトしてきたから、旧世代の政治家の考えがリベラルに見えるということだろうか。
2010年01月27日
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