2012年10月30日

スマホの思わぬ落とし穴

年1回のバリウム検査を受けてきた。案内どおり、前日の午後9時以降は何も食べず、今朝は飲み物さえ飲まず、会場に行った。で、待ち時間にスマホをいじろうとしたのだが、どうもうまくいかない。タップ、フリックといった操作をおこなっても反応しないのだ。

おそらく、前夜から水分を控えていたために、皮膚が乾燥して電気が流れにくくなっていたのだろう。しかも、起きてから2時間も経っていないので、まだ体が目覚めきっていないというのも影響したのかもしれない。30分ほど経過したら、スマホも反応するようになってきたのだった。

スマホにこんな弱点があったとは思いもよらなかった。いざとなったら、つばで指を湿らせるか。
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2012年10月21日

映画『希望の国』


原発事故によって人々の生活がいかに破壊されつくすか、そしてその絶望からいかにして希望を見出せるか、それをある酪農を営む家族を中心に描いたフィクション。

上映が始まってから終わるまでのほとんどの時間、僕は泣き続けていたと思う。正直に言えば、この映画は必ずしも充分に洗練された作品だとは思わない。しかし、このなかで描かれている出来事の多くは、福島原発事故後、ニュースやドキュメンタリ番組などで見聞きしたことのあることで、それゆえこの作品は、3.11以降の現実を改めて僕らの眼前に突き付けてくる。映画の向こう側に透けてみる現実の悲惨さが、胸を締め付ける。

それは例えば、生まれ育った土地からの強制的退去であり、避難してきた被災者に対するいわれなき差別であり、収容所のような避難所生活であり、人のいない町をさまようペットや家畜たちの姿であり、避難の判断を巡って分裂してしまう家族である。

本作の舞台は「長島県」という架空の県。見落としてならないのは、これは単に福島県の代替としての名称ではないということだ。劇中、「長島県」のほかに「福島県」という名称は登場する。つまり福島とは別の県として長島県が描かれ、なおかつ、福島でかつて原発事故があった、という設定になっているのだ。つまり、フクシマの事故があり、その後、再び日本が同様の事故に遭った、という設定なわけだ。確かな安全が担保されないまま原発の再稼働へと「ムラ人」たちが前のめりになっている日本の現実を顧みれば、それは充分にあり得ることではないだろうか。

さて、僕らが住むこの国は、<希望の国>だろうか。もはや絶望しかないという状況で希望を持つことはできるだろうか。すべてを失ったからこそ持てる勇気もある、と思いたい。
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2012年10月18日

映画『Life In A Day』



世界各地で、プロアマ問わず、とにかく同じ日に生活の一部分を映像に撮って、それをまとめて1つの作品にしよう――たしかそんな企画だったと思う。その結果としてできあがったのがこの作品。撮影されたのは2010年の7月24日。

寄せられたさまざまな国、さまざまな人種、さまざまな階層の人々の映像は、夜明けから深夜の12時まで、ほぼ時間軸に沿ってまとめられており、この1時間半の作品を通じて「世界の一日」を駆け足で経験できる。そこには、家事、食事、子育て、仕事、命の誕生、死、病、絶望、希望、祈り、悲しみ、怒り、喜び、愛…、人生のすべてが詰め込まれている。

この作品が教えてくれるのは、世界の裏側の、まったく異なる文化を持つ、まったく異なる人種の国であっても、そこにいるのは人間であって、その一人ひとりがかけがえのない存在であるということだろう。世界は広くて多様で、さまざまな生活があるけれども、そのどれもが結局は同じ人間という生き物のなすことなのだ。

最後まで観るつもりはなかったのだが、観始めたら目が離せなくなり、結局最後まで観てしまった。YouTubeで無料で公開されているので、よかったらご覧いただきたい。この世界と人間が愛おしくなる、そんな作品。
posted by kunio at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2012年10月09日

ライブ日程

仕事が立て込んでいるさなかではありますが、ライブがあります。よかったら遊びにきてください。

(1) インマイライフ アマチュア40分ライブ
開催日時:10月13日(土)18:30開場、18:45開演、21:00終演
場所:インマイライフ(市ヶ尾、http://inmylife.michikusa.jp/
チャージ:無料
2012年10月13日フライヤー.jpg

(2) MC横浜3rdライブ
開催日時:11月24日(土)11:00開場、11:30開演、15:15終演
場所:サムズアップ(横浜駅西口 相鉄ムービル3F、http://stovesyokohama.com/
チャージ:1000円
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posted by kunio at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2012年10月03日

國分功一郎氏のインタビュー

10月2日の朝日新聞に載った國分功一郎氏(高崎経済大准教授)のインタビューが面白かった。というか、痛快であった。

日本が新しい政治の創造に成功していない現状を「『思想』の欠如」によるものとして、次のように説明する。

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「日本は、増え続けるパイの分配だけを考えればよかった昔とは違い、政策に厳しい優先順位を付けねばならない時代を迎えています。すると『こういう未来を目指すから、この点は我慢して欲しい』と国民を説得する言葉が求められる。そうした言葉を発するには、背骨となる思想が必要です」
「鳩山由紀夫さんと菅直人さんには一応『友愛』『最少不幸社会』という思想の断片らしきものがありました。けれど鳩山さんには現実に対応する考察力がなく、菅さんには仲間を集めて政策を実現するという政治家の基本がなかった。その次の野田佳彦さんは、官僚とアメリカと電力会社に要求されたことを、まるで自分の決断であるかのように語るだけの人でした。作家の高村薫さんは彼を『ただしゃべるだけの人形』と呼びましたね

自民党の総裁になった安倍晋三氏について問われると、國分氏はこう述べる。

「安倍さんがよって立つのは、思想というより具体性を欠いたイメージでしょう。首相時代に唱えていた『美しい国』の例として映画『ALWAYS 三丁目の夕日』が挙げられた時は開いた口が塞がりませんでした。領土問題や近隣諸国との関係について勇ましいことが言えるのも、自分が思っていることが実現したらどうなるかを具体的に創造できないからでしょう」

まあ、痛快だからといって、それで溜飲を下げて終わり、では何も変わらないわけだけども。
posted by kunio at 06:16| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会